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カステル・ノアルナ
Castel Noarna

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千年以上の歴史を持つ古城で造られるピュア&ナチュラルワイン

トレンティーノ南部のロヴェレートにある、今から一千年以上も前に建てられ、システィーナ礼拝堂のミケランジェロの作品を模した素晴らしいフレスコ画を初め多くの中世の美術品がある荘厳な古城は、また周囲を取り巻く畑の有機栽培ぶどうから数々の素晴らしいワインを産み出す場所でもあります。現オーナーのマルコ・ザーニは、1989年よりこの古城でワイン造りを手がけてきました。
マントヴァ出身で、ホテルビシネスで成功を収めたマルコの父親がこの城を購入したのは1974年の事。彼は改装してホテルへの転用を目論んでいましたが、莫大な費用がかかる事からやむなく断念。城の周囲には7ヘクタールのぶどう畑があり、しばらくは収穫したぶどうを協同組合に売っていました。しかし当時少年だったマルコはこの畑のぶどうからワインを造る事を志します。醸造学などを学んだ後、彼は当時畑に植えられていたヴェルナッチャを全てトレンティーノの土着品種であるノジオラやテロルデゴ、ラグレイン、そしてソーヴィニヨンブランやシャルドネ、カベルネソーヴィニヨンやメルローに植え替え、城の地下室をセラーに改装して1989年より本格的なワイン造りを始めました。
畑は標高350m前後に位置し、東向きの斜面に広がる畑は石灰質を主体に石英や玄武岩などが混じり、地表は粘板岩の破片に覆われた、ミネラルが豊富で痩せた土壌を持ちます。
南チロルの冷涼な気候下にあり、夏には「オラ・デル・ガルダ」とよばれる暖かく乾いた風が吹く理想的な環境で自然のままのワインを造りたいと考えた彼は数年かけて有機への転換を進め、2007年にICEAの有機認証を取得しました。
現在ぶどうの栽培はビオディナミの手法も取り入れて行っています。また畑からセラーまで、全ての工程を手作業で行います。
全て自然のままに、というマルコの考えの下、発酵はステンレスタンクと一部古樽ですべて野生酵母による自然発酵、もちろん温度コントロールは行いません。SO2も瓶詰め前にごくわずかに添加するのみで、ワインの含有SO2量も15mg/L~35mg/L程度と極めて低くなっています。また濾過も一切行いません。
こうして生まれるワインは、いずれもぶどうの生命力を感じさせるしっかりとした風味と独特の個性を持ち合わせ、強い印象を与えます。
ロヴェレートでのホテル経営者というもう一つの顔を持つマルコ。
彼はまた、トレンティーノの希少な土着品種を保護するために結成された11人の生産者のグループ「I Dolomitici」の中心メンバーとしても活躍しています。
ワインの生産量は年間5000~6000ケース前後と少なく、彼のホテルや地元のレストランで消費される他、少量がフランス、ドイツ、アメリカなどにも輸出され、オーガニックワイン愛好家達の人気を集めています。

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