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カンティーネ・パラディソ
Cantine Paradiso

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灼熱の畑で育ったぶどうから産まれる超濃厚ワイン

イタリア、プーリア州北部にあるチェリニョーラは、「プーリアのテーブル」とも呼ばれる台地にある町です。この一帯では古くからぶどう栽培が行われており、紀元前4~6世紀にはぶどうが植えられていたとの記録が残されています。また19世紀にはフランスから移住して来たラロッシュフォーコール家が一帯のぶどう畑を所有し、ネロ・ディ・トロイアから造ったワインをフランスに輸出するなど、南イタリア有数のワイン産地として繁栄しました。
この歴史ある産地にカンティーネ・パラディソが誕生したのは1954年の事。第二次大戦後、北部に比べ復興が遅れていたプーリアの農民が貧困にあえぐ中、現当主アンジェロ・パラディソの祖父が、戦争により荒廃していたぶどう畑を入手した時にその歴史がスタートしました。
設立当初は満足な醸造設備が揃えられず、ぶどうの大部分を北部のワイナリーやベルモットの生産者に安く売っていましたが、徐々に設備も整い、恵まれた気候の下で育った土着ぶどうのプリミティーヴォやネロ・ディ・トロイアから造られたワインが市場で評判となり、名声を確立して行きます。
間もなく創業から70年を迎えるワイナリーは現当主のアンジェロが3代目となります。今日、カンティーネ・パラディソは約30ヘクタールの地所を所有し、年間20万本のワインを生産しています。ぶどう畑は標高300~400メートルの石灰質主体の土壌を持つ台地上に広がり、プーリア土着のプリミティーヴォやネロ・ディ・トロイア、ネグロアマーロを始め、白品種のグレコやフィアーノ、マルヴァジア、モスカートなどが植えられています。春から夏にかけては気候は温暖で雨も少なく、特に夏は強烈な日差しの下気温は40度前後まで上昇します。そのためぶどうの樹は「ペルゴラ・プリエーゼ」と呼ばれるこの地方独特の方式で仕立てられ、ぶどうを強い日差しから守っています。有機認証は取得していませんが、高温で乾燥した気候のおかげで病害虫のリスクは低く、農薬もほとんど必要ないため環境に配慮したサスティナブル農法を取り入れています。またワイナリーで使う電気はソーラーパネルによって賄っています。
醸造設備も常に更新されています。発酵はステンレスタンクとセメントタンクできめ細かく温度をコントロールしながら行い、また中~上級クラスのワインでは熟成にオークのバリックを惜しみなく用いて、豊潤な味わいのワインを生み出しています。
南イタリアの豊かな陽光を感じさせる、熟したぶどうの風味のあふれたパラディソのワインは、イタリア国内を始め欧米各国で人気を集めています。そして彼らは、プーリアの家族経営で最も成功したワイナリーの一つに数えられています。それでもパラディソはこの地位に満足する事なく、さらに発展を続けています。

2primitivo2016