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マッカリオ・ドリンゲンベルグ
Maccario Dringenberg

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特徴的な土壌で育つ魅惑のロッセーゼ

「マッカリオ・ドリンゲンベルグ」は、リグーリアの西、フランス国境に程近いドルチェアクアの町にある小さなワイナリーです。マッカリオ家はこのドルチェアクアで1860年より、ワインを造り続けてきました。
今から20数年前、マッカリオ家の娘ジョヴァンナは、休暇でドルチェアクアを訪れていたドイツ人医師ゴーツ・ドリンゲンベルグと出会います。ゴーツはジョヴァンナと、ドルチェアクアの地を愛し、2人は結婚しました。その後ジョヴァンナの父、マリオが急逝した事によってゴーツは何代も続いてきたワイナリーの伝統を守るため、医師の仕事を捨ててワイナリーを継ぐ決心をします。そしてはワイナリーの名前も2人の家族の名前をとり「マッカリオ・ドリンゲンベルグ」に変え、1992年に新たなスタートを切りました。
ワイン造りに関しては全くの素人であったゴーツは、妻ジョヴァンナや家族の協力、自身の不断の努力によって、栽培と醸造に関する優れた技術を会得しました。最初の10年間はワインの質も安定せず苦労の連続でしたが、彼らは辛抱強く努力を続け、そして奇跡が起こります。 彼らの単一畑(クリュ)ワインである「ルヴァイラ」2007年と「ポソー」2008年が、イタリアワインの最高峰と称される「ガンベロ・ロッソ」誌の「トレ・ビッキエリ」を立て続けに獲得したのです。

海岸沿いの美しい町、ボルディゲラのから車で30分ほど細く険しい山道を登って行くと、マッカリオ・ドリンゲンベルグのぶどう畑に到着します。彼らのぶどう畑は海に向かって開けた谷の標高300~400メートルの南、東、西など様々な向きの斜面に広がっています。畑は粘土質や石灰質など多種多様なタイプの土壌を持つ他、昼間と夜間の温度差が大きいという特徴があります。そしてすべてが急傾斜地にあり、機械が一切使えないため作業はすべて手作業となります。オーガニックの認証は取っていませんが、農薬や除草剤は使用していません。彼らは、畑にロッセーゼのみ植えています。ロッセーゼは、ドルチェアクアの主要品種であり、そのぶどうから造られるロッセーゼ・ディ・ドルチェアクアは1972年にリグーリアで最初にDOCに認定されました。エレガントさと力強さを兼ね備えた赤ワインです。

単一畑のクリュ「ポソー」

単一畑のクリュ「ポソー」は、樹齢60年。南向きの傾斜の厳しい斜面で海からの風通しの良いところに畑にはあります。土壌は、石灰質、粘土が固まった石、砂なども含まれます。近くには、松の木も生えていて、オーナーのジョアンナさん曰く、「ポソーには松脂のニュアンスも感じられる」とのこと。

単一畑のクリュ「ルヴァイラ」

「ルヴァイラ」はなんと樹齢100年にもなる畑です。山の山頂付近、北向きの斜面で、土壌は、粘土が固まった石や石灰質。味わいは、深いミネラルの鎧に覆われていて、厳格や深淵なニュアンス。彼らの畑は、雑草やタンポポなども生えたままで、明らかに、周りの畑とは違う様子です。

ワインの発酵はすべて野生酵母による自然発酵。また亜硫酸塩の添加を低く抑えるために、彼らは醸造過程において出来るだけワインが酸素に触れない様最大限の注意を払います。こうして造られたワインは、畑による明確なキャラクターの違いを持ち、近年のトレ・ビッキエリの連続受賞などと相まって、そのクオリティの高さがネットなどを通じて国内外の多くのワイン愛好家たちの注目を集めています。マッカリオ・ドリンゲンベルグは、イタリアの新たなシンデレラ・ワイナリーとなる可能性を秘めています。